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Channel: アモーレ・カンターレ・マンジャーレ
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実家の夏祭り

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実家で所用があり、弾丸ツアーで田舎に帰ってきた。昨年もこの時期に帰ってきたのだが、田舎の町の夏祭りでもあった。

 

 タイミングがあえば、夜に太鼓を叩かせていただこうと思っていたが、東京を出る時間が遅くなり、到着が遅れたためそれはかなわなかった。

 調べたら、なんと数年前のものだが動画がアップされていたのがあったので、ご参考まで。地元では練って巡行することから、「ねり」と呼ばれている。

 

 画像がよくないが、この太鼓を叩くばちが独特のもので、イメージでいえば缶ビールの缶を想像していただければよい。

 この缶の腹で太鼓を打つイメージとなる。小生が田舎にいた高校生の頃までは、町もにぎやかで、夜は「ねり」に人だかりもできていたし、夜店も多かった。

 

 田舎の町は小さなところだが、お神輿が三機ある。各地区ごとに持っていて、地区ごとのお祭りの日が決まっていた。神社から出たお神輿は一晩、港に作られたお仮屋で過ごし、翌日帰るスタイル。その周辺に太鼓と夜店が出ていたということだ。

 だが、悲しいくらいにひっそりしてしまったのが今・・・

 

 また、このお祭りかつて赤痢が町に流行ったときのお祓いとして、天狗と烏天狗のお面を被った人が町を回る。

 このお面に棒で叩いてもらうと健康になると言われていて、子供たちには・・・だが、小さな子供にはトラウマになること必至でもある。

 

 小生が帰省した翌朝は、三地区の代表のお神輿が町内を一周し、災厄を払うしきたり。ちょうど我が家の前を通過するのは見ることができた。

 このお神輿。小生も若い頃、一度だけ担いだことがあるが、とてつもなく重い。骨がギシギシときしんだことを覚えている。

 

 噂では、日本でも数本の指に入る重さとか・・・真偽は別にして、担いでいる人数とあの時の重さからいうと、1トンではきかない重さだろう。

 太鼓は叩きたいと思うのだが、さすがにお神輿は・・・だ。といいつつ、亡くなった母の遺品を整理していたら、小生のためにそろいの浴衣を縫っておいてくれていたのがわかった。

 

 そのお神輿をかつげるのは三年に一度。実は、今年がその年だった。次は2020年・・・ちょうど東京五輪の年になる。

 そのときにはたして体力があるかどうか・・・だが、逆にいえばラストチャンスになるかもしれないなあ。

 

 ちょっと迷ってしまう小生である。


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