足摺国際ホテルの無料ツアー「白山洞門早朝ウォーキング」に申し込んだ小生、集合時間は6:20であった。
この時期の日の出は6:58とのことであったので、夜明け前に出発となる。スタート前に地元の専門ガイドの方から簡単なレクチャーを受ける。
それによると足摺岬は亜熱帯の北限になっていて、それがゆえにここにしかない熱帯性の植物がみられるという。また、白山洞門は歩いてしか行けないので、団体ツアーではいけないと。貴重な体験ということになる。
さて、まだ暗いので懐中電灯を持ちスタートする。ここかしこに熱帯植物が自生しているのがわかる。ハイビスカスとかサボテンとか・・・
さらにこちらが締め殺しの木。そういえば以前ケアンズでこれを見た記憶がある。木が木を締め殺すという・・・
さて、歩いているうちにどんどん明るくなってきた。朝日で明るくなってくる手前の大きな岩が白山洞門のあるところだ。
まだ暗くて急な坂道を降りて行くと、鳥居が見えてくる。白山洞門はその名の通り、白山神社からその名がついたものと。
この鳥居から洞門の上にある祠まで行けるという。ガイドによれば霊験あらたかで、ご利益抜群という。もちろん、小生もひとなみにお祈りを・・・
さて、われわれは祠には向かわず、洞門が見える方に下りていく。くだんの洞門、ご覧の通りハート形に見える。
規模感がわかりにくいが、高さ16mにもなる巨大なもので日本最大とか。これは素晴らしい。トップ写真の赤い服の方がガイドさんで、その右上、岩のくぼんだところに祠がある。
まさに洞門の上ということになる。ときにこのガイドさん、いろいろな説明の中で話す内容が、海に育った小生には、親近感を覚えるものだった。
まさに「海育ちあるある」だったが、帰り道の坂道を上っている頃にはすっかり明るくなっていた。
行きにはうまく撮れなかったサボテンやハイビスカスがきれいに撮影できた。締め殺しの木の横写真で、木に見えるものはサボテンなのだ。
ホテルに戻ってちょうど7時、40分のツアーだった。その手前でさわやかにご自宅に帰られるガイドさんのなんとかっこいいこと。いやあ、いい仕事してるなあと・・・
とはいえ、身体もすっかり冷え切ったぞ・・・朝日も昇り切ったが改めて露天風呂に飛び込んだのは言うまでもない。
さて、足摺の楽しい思い出を胸に、この日は一路高知市に向かうぞ。というところで次稿を待て・・・あっ、待ってないって? もうちょいつきあってくださいよ(苦笑)