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https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20191014-0043
どっこい、前回の南アフリカに勝ったときをはるかに上回る劇勝の連続で、13日には因縁の相手スコットランドに勝利し、ついに初のベスト8進出を果たした。
これで次の準々決勝は20日に南アフリカとの対戦になった。前回同様に勝利したら、これはもう大変なことになる。しかも20日はかの平尾誠二氏の命日という・・・これももうますますだぞ。
もっともこの成果をディスるつもりは毛頭ないが、今回の大会は組み合わせ・日程的にも日本には有利な条件がそろっていた。何よりホームの大声援が後押ししてくれたことはいい意味のホームアドバンテージではあった。
それでもなお、アイルランドやスコットランドに勝ったことは胸を張るべきだろう。
とはいえ、ここからは大変だ、決勝トーナメントに残った国は、いずれ劣らぬ超強豪だらけ。南アフリカだって、優勝経験国なのだから・・・
もちろん、ここまできたら頑張ってもらうしかないのだが・・・
さて、その一方で今回のW杯は台風により、3試合が中止になるという史上初の出来事があったが、それに絡んでなかなかの美談が届いていた。
まずはこちらをご覧いただこう。釜石で開催予定だったカナダvsナミビアが中止になり、カナダ代表がそのまま釜石の町に残り、ボランティア活動を行ってくれたという。
カナダ代表はすでに予選敗退が決まっていたとはいえ、大事な一戦をやれなかったことは悔しかったはず。さらに彼らは、東日本大震災の慰霊施設で献花もしている。
さらに嬉しいのは、これに対し、多くの感謝のメッセージが寄せられたこと。一方でナミビアも宿舎のおかれたところで、地元との交流イベントをやったりしてくれたと。
ナミビアはW杯ではいまだ未勝利でこの試合に悲願の初勝利を・・・と賭けていたが、その一方で今回の大会で日本の人たちがもてなしてくれたことに感謝しているとも。
釜石のスタジアムについては、一年前の完成時に洞口瑠伊さんの宣誓が話題になったが、このカナダ代表の活動はある種別の意味でメモリアルになりそうな・・・
よくサッカーとラグビーの違いについて、「野獣が紳士のようにやるのがサッカーで、紳士が野獣のようにやるのがラグビー」と聞いたことがあるが、まさく鋼のような身体に紳士のハートを持っていることが証明された形。
あ、もちろんサッカー選手のハートが野獣だというわけではないので、念のため。
こうしたことで、日本にもラグビー文化が本当の意味で根付くといいなあ・・・でも、きっとすぐにこの国の国民は五輪で一色になってしまうんだろうなあ・・・