
出雲大社への参詣を終えた小生、松江に向かい、市内観光を・・・ということで立ち寄ったのが松江城だ。こちらに来たのは初めてだが、以前紹介したSONYのヘッドフォンCMで島根県代表の御秒奈々ちゃんがお城の前で踊っていることでイメージがあった。

こちらのお城は、全国に12しか残っていない現存天守のうちのひとつがある。築城から約400年、風雪に耐えて現在に至っている。
この時期の城だから当然石垣は野面積みである。入り口付近の石垣は高く、やはり防御を旨とした当時のお城の風格が残っている。
途中に立派な井戸があったが、覗いたところまだ水が見えた。しっかり残っているところはさすがである。
さて、それなりに登ったかなというところで、ようやく天守閣のある広場に到着。ここから天守に登城・・・と思ったら、よろいや忍者の衣装を身にまとった人たちがいる。
歴史マニアの匂いがしたのか、声をかけられた。彼らは「松江若武者隊」ということで、松江城を紹介しながら、お城の歴史に興味を持ってもらおうという活動をしているらしい。
いろいろな説明やクイズを楽しみながら写真撮影なども楽しませていただいた。そしてこれから天守に登り始めたが、柱の削り方などに歴史を感じてしまう。
そして何より階段が急だ。彦根城とか松本城のそれもかなりのものだったが、やはり古い時代の城は防御面に徹しきった作りになっている。
ここの階段も、上にスカートのお姉さんがいると・・・というレベル。お約束のように当時をしのばせる鎧や兜が並ぶ中、創建当時のシャチホコなども展示されていた。


意外だったのは、外からはわかりにくかったが、五層もあったこと。後で知ったのだが、この階段が桐でできていて、いざというときは階段を上げたりするようにできていたとか。
最上階に上がると、宍道湖も一望のもとに見渡せるし、眺めは抜群。また、宍道湖につながる堀川という川が堀としての機能も果たしていることがよくわかる。
いやあ、なかなか見ごたえがあった。若武者隊の説明も楽しかったし、これで御秒奈々がいたら最高だったんだが・・・(おいおい)
考えてみれば、今年は松本城とか会津の鶴ヶ城にも出かけている。神社とお城の一年だったということになろうか。