赤い霊柩車

週末に気が付くと見てハマッてしまうのは、二時間サスペンスドラマである。個人的に言うと秘湯の宿に早めにチェックインして・・・なんてシーンに見るせいもある。


　よって土曜日によく見ることになるわけだが、その多くが「赤い霊柩車」シリーズである。ご存じ山村美紗の原作で、山村紅葉が出るのもお約束。
　主人公は今や二サスの女王という貫録の片平なぎさ。京都の葬儀屋さんの社長なのだが、ここで取り扱う葬儀がらみで毎回事件が起こる。

　となれば・・・で毎回殺人事件に首を突っ込む。京都府警からクレームになりそうな感じだが、そこもお約束みたいなもの。
　絶妙にアシストが入ったり、逆に警察のお役に立ったりと・・・また、片平なぎさの婚約者の神田正輝とか大村昆が脇を固める。


　山村紅葉と大村昆の掛け合いもファンの楽しみであろう。それにしても・・・で、よくも毎回葬儀が殺人事件になるものだ。
　逆にいうと、あそこで葬式やるのはうさんくさい人だけ・・・なんて噂も出てたりとか。ついでに言うと、山村美紗シリーズだけに京都市が舞台になるのもどうか。

　シリーズとしてはしかたない設定だが、だんだんネタがなくなっていくのでは・・・なんて心配してしまう。
　ついでに、今どきの若者からすると、片平なぎさが元々は歌手だったなんて知らない人が多いのではと・・・

　考えてみると、沢口靖子の科捜研も京都にあるし、メイド刑事も京都である。してみると、京都ってもしかして日本で一番殺人事件の多い街ではないかって。
　やはり京都は千年の都、なかなか奥深いところなんだなあ・・・(苦笑)